セコメディック病院は、信頼と協力の理念に基づき医療・看護を提供しています。
「患者様の権利」において、人権を尊重した医療を受ける権利を保障しております。そのため患者または他の患者等の生命または身体を保護するために緊急やむを得ない場合を除き、原則として身体的拘束を禁止しています。
しかし、緊急やむを得ない場合等の身体的拘束に対しては、身体的拘束最小化チームを配置し、身体的拘束を最小化する取り組みを行います。
身体的拘束とは、一時的に患者の身体を道具や薬剤を用いて拘束し、行動を制限することです。これは治療上必要と判断された場合のみに行われ、患者の安全を守るために行われます。
一方で患者は日常生活に制限が生じ、身体的な違和感、心理的なつらさ等を感じることもあります。そのため、組織的に身体拘束をしない診療・看護の提供に努める必要があります。
セコメディック病院では、肢体不自由や体幹機能障害等があり、残存機能を活かすことができるように行う以下の行為は身体的拘束には該当しないものとします。
セコメディック病院の身体的拘束率の年次推移。
「身体的拘束は基本的には行わない」という意識の共有やスタッフ教育、なるべく見守り身体拘束を必要としない環境づくりを継続した結果、減少しています。
身体拘束ゼロ委員会を設置し、以下の取り組みを継続的に行い、患者の尊厳を大切にしたケアの確立を目標に具体的方策について検討します。
身体拘束最小化チームを設置し、以下の取り組みを継続的に行い、身体拘束を最小化するための体制を維持・強化します。
看護部高齢者看護委員会は、「認知症ケア委員会」と連携を取り、認知機能が低下した方も安心して過ごせる環境づくりを目指しています。
「身体的拘束廃止に向けた事例レビュー用紙」を用いて、各部署の事例を委員で話し合い、共有しています。共有内容は看護部会にて報告し、その後師長より各部署で共有し意見等を委員会へフィードバックしています。
また、「認知症ケア委員会」において、事例の相談や医師による病態に関する勉強会などを行っています。
セコメディック病院では、全ての職員に対して身体拘束禁止と人権を尊重したケアの励行を図るために、以下の職員研修を行います。
1.現任者:身体拘束最小化に向けた取り組み等の研修を年に2回以上行います。
2.新規採用者:入職時に身体拘束最小化に関する研修を行います。
3.その他:状況に応じて必要な教育・研修を企画します。
(研修の実施内容については、研修資料・出席者等と記録し保存)
●コミュニケーションボード
言葉だけでは意思疎通が難しい方でも安心できるようなツールです。患者の目の高さにボードを設置して視覚・触覚・聴覚からの刺激で自信の状況を理解し、混乱が少ない入院生活を過ごせるように環境を整えています。
●センサー選択フロー
身体状況に合わせた適切なセンサーを選択できるようにしています。
1.身体拘束を実施した場合、所属長、身体拘束最小化チーム、安全管理室へ報告します。
身体的拘束開始時の看護記録には、開始時間、その際の患者の心身の状態や様子、並びに緊急やむを得ない理由を記載します。
2.身体的拘束最小化チームでは、報告された事例を集計・分析していきます。事例の分析にあたっては、身体的拘束の発生状況や発生の原因、介入方法とその結果等を取りまとめ、今後の課題を検討します。その一方、早期解除に向けた取り組みの評価等についても検討していきます。
3.報告された事例および分析結果等を職員に周知していきます。
本指針は外来・病棟に掲示するとともに、病院ホームページで閲覧できるようにします。
身体拘束ゼロへの手引き(厚生労働省)
