検査科では臨床検査技師の国家資格を持った病院職員が、医師や歯科医師の指示の下で皆様の身体の状態を知るために検査を行っております。
当科は検体検査と生体検査(生理機能検査)の2部門分かれて担当業務をしておりますが、内容によっては境界なく協働しております。
ICT(感染制御チーム) 、NST(栄養サポートチーム)、 5S、医療安全など各種委員会活動の参画や認定試験の挑戦、勉強会の積極的な参加など各技師が医療人としての目線を持ち、皆様から信頼される検査データを提供できるよう日々努力しております。
職員の成長を推奨し、その知識・能力を仲間と共有・活用することで魅力のある職場を創り、医療・組織に貢献します。
17名(検体検査室7名、生理機能検査室8名)・診療技術部所属事務員1名
2026/6/1現在
| 主催団体 | 認定・資格・検定名 | 取得者数 |
|---|---|---|
| 日本臨床検査同学院 |
緊急臨床検査士 | 2名 |
| 2級臨床検査士 臨床化学 | 1名 | |
| 2級甲類臨床病理技術士 血清学 | 1名 | |
| 2級甲類臨床病理技術士 神経生理学 | 1名 | |
| 日本超音波医学会 |
超音波検査士 循環器領域 | 1名 |
| 超音波検査士 消化器領域 | 2名 | |
| 超音波検査士 体表領域 | 1名 | |
| 日本不整脈心電学会 |
心電図検定 1級 | 3名 |
| 心電図検定 2級 | 3名 | |
| JHRS認定心電図専門士 | 1名 | |
| 日本臨床神経生理学会 | 専門技術士 脳波分野 | 1名 |
| 東京労働基準協会連合会 | 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者 | 1名 |
| 日本臨床衛生検査技師会 | タスクシフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会(実技講習)修了 | 17名 |
日本臨床衛生検査技師会、千葉県臨床検査技師会、日本超音波医学会、日本超音波検査学会、日本不整脈心電学会、日本臨床神経生理学会、日本臨床検査同学院
検体検査室では生化学・免疫学・血液学・一般検査・輸血検査を夜間・休日の急患にも対応できるように、24時間体制で行っております。採取された血液や尿・便などを、装置を駆使して分析し、治療に役立つデータを正確かつ迅速に提供するよう努力しています。
生化学検査
酵素、脂質、タンパク質、糖、ヘモグロビン・エー・ワン・シ―など、血液(血清・血漿)や尿などの検体を分析装置にて検査します。
生化学自動分析装置 BioMajesty ZERO JCA-ZS050(シスメックスBio Majesty)2台
検体搬送システム IDS-CLAS X-1(アイディエス) 1台
免疫学検査
B型肝炎、C型肝炎、HIVの感染症、腫瘍マーカー項目としてCEA・CA19-9・PSAの腫瘍マーカー、NT-proBNP、高感度トロポニンT、甲状腺関連項目FT3・FT4・TSHも測定しています。
全自動免疫測定装置 HISCL-5000(シスメックス)1台
全自動免疫測定装置 HISCL-800(シスメックス) 1台
血液検査・凝固検査
血液検査では白血球数・赤血球数・ヘモクロビン・血小板数などを自動血球分析装置にて数や形態を検査します。凝固線溶検査ではPT-INR・フィブリノーゲン・FDP・D-ダイマーなどを、分析装置を用いて検査します。
多項目自動血球分析装置 XR-1000 (シスメックス)2台
全自動血液凝固測定装置 CS-1600(シスメックス) 1台
一般検査
尿検査は蛋白・糖・潜血・PH・ケトン体・ウロビリノ-ゲン・ビリルビン・亜硝酸塩(細菌反応)を主に定性検査(プラス、マイナス)で、尿沈渣では、尿中の細胞を自動分析装置または顕微鏡で観察して検査しています。
その他の材料として便潜血、髄液・胸水・腹水・関節液などの体液の検査も行っています。
尿化学分析装置 AX-4030(アークレイ)1台
全自動尿中有形成分分析装置 AtellicaUAS800(シーメンス)
緊急手術にも対応できるように、24時間体制で輸血関連の検査(血液型・不規則抗体検査・交差適合試験など)を行っています。全自動輸血検査装置を導入しており、技師間の技術に左右されることなく検査を行うことが出来ます。また、装置の不具合時にも対応できるように、従来の試験管法の実技研修も実施しております。
全自動輸血検査装置 Erytra Eflexis(カイノス)
新型コロナウイルス検出検査として、PCR法が含まれる核酸増幅検査(TRC法)を必要時には行っております。
自動遺伝子検査装置 TRC Ready-80(東ソー)
生理検査室では、エコーや心電図などの機器を用いて患者さまと対峙し、現在の状態を評価するために様々な検査を行う部門です。基本的に侵襲(痛みや熱さなど)のない検査であり、安心して検査を受けることができます。検査はご本人の身体機能を測ることが多いため、正しい検査結果を出すためにご協力いただくことがあります。
心臓が拍動する時に生じる電気信号を、心電計を通して波形として記録します。不整脈といわれる脈の乱れや胸の痛み、動悸などの症状の診断の一助となる検査です。手術を受ける前や、健康診断でも行われます。検査時間は約6~10分です。
ECG-2450(日本光電)
超音波検査
超音波とは、人の耳には聴こえない周波数の高い音(20,000ヘルツ以上)のことをいいます。超音波を体の外側から当てて、臓器などではね返ってきた反射波を画像にし、臓器の大きさや病変の有無を観察していきます。検査時間は部位によって異なります。
| 腹部超音波検査 | 主に肝臓、胆のう、すい臓、腎臓、脾臓などが対象です。膀胱や腸など下部消化管も観察することもあります。 |
|---|---|
| 心臓超音波検査 |
心臓を主対象とし、心臓の部屋の大きさや壁の厚み、動きなどを観察します。 |
| 体表超音波検査 | 乳腺、甲状腺、頚部、体表面などを観察します。 |
| 血管超音波検査 | 首の左右にある頚動脈(血管)や足の動脈・静脈などを観察します。 |
ARIETTA 750SE(富士フィルム)
LOGIQ S8 FS(GE)
Aprio-400(キャノン)
脳波検査
頭皮に電極を貼り付け、脳の神経活動によって発生する微弱な電気信号(脳波)を記録し、脳の状態を評価します。てんかん発作の診断や睡眠障害など脳機能の異常を調べることに用いられます。
また、当院では長時間ビデオ脳波検査(数日間脳波をモニタリングする)にて、てんかんの精密検査を行っています。
デジタル脳波記録計 EEG-1214(日本光電)
EEG-1250(日本光電)
手術中の神経損傷や合併症のリスクを早期に検知して回避するため、患者さんの神経機能(運動・感覚など)をリアルタイムで監視しています。手術の安全を高め、術後の機能障害を防ぎます。
神経機能検査装置 MEE-2000(日本光電)
誘発筋電図検査(神経伝導検査・聴性脳幹反応検査)
| 神経伝導検査 | 電気刺激で末梢神経を興奮させ、その反応(活動電位)を記録・分析することで、手足のしびれや麻痺の原因となる末梢神経の障害(機能低下)を診断する検査です。 |
|---|---|
| 聴性脳幹反応検査 | 音を聞かせたときの脳幹の電気的な反応を頭皮上の電極で捉え、聞こえの状態(難聴の有無や程度、脳幹の異常)を調べる検査です。 |
誘発電位測定装置 MEB-9400(日本光電)
聴力検査
| 標準純音聴力検査 | 主に難聴の程度を調べる検査です。ヘッドホンを装着し、125Hz~8000Hzの音を聞いてもらい、聴こえる最小の音の大きさを測定します。 |
|---|---|
| 標準語音聴力検査 |
言葉の聞き取りを調べる検査です。 |
| チンパノメトリー | 外耳道に空気を入れ、鼓膜の動きや中耳の圧力変化を測定します。滲出性中耳炎などで鼓膜が動きにくい場合に異常がでます。 |
| 耳小骨筋反射検査 | 大きな音を聞かせたときに、中耳の筋肉(耳小骨筋)が反射的に収縮して鼓膜の動きを抑制する反応を測ります。難聴の程度や顔面麻痺の診断に利用します。 |
オージオメーター AA-M1C(リオン)
インピーダンスオージオメーター RS-M1(リオン)
喘息、慢性呼吸器疾患、間質性肺炎など呼吸器の疾患が疑われるときや状態を把握するために検査します。息を吸ったり吐いたりして息を吸う力、吐く力、酸素を取り込む能力など調べます。
マルチファンクショナルスパイロメーター HI-801(チェスト)
吐き出す息に含まれる一酸化窒素(NO)の量を測ることで、気道の炎症状態、特に喘息の有無や程度を評価する検査です。
一酸化窒素ガス分析装置 NIOX VERO(チェスト)
ホルター心電図検査
小型の携帯型心電計を24時間装着し、日常生活の中での心電図の変化を記録する検査です。普通の心電図検査では捉えにくい不整脈や、動機・めまい・胸痛といった症状と心臓の関連性を調べるための検査です。
ホルター記録機 RAC-2503
RAC-5103(日本光電)
ペダルの重さを変えながら自転車をこいで運動し、心臓に負担をかけ、心電図や血圧の変化を測定する検査です。心臓や肺、全身の運動能力や虚血性心疾患、不整脈などを診断する検査です。
エルゴメーター STB-3400(日本光電)
両腕と両足首の血圧を同時に測り、その比率を計算することで、足の動脈が狭くなったり、詰まったりしていないか評価する検査です。
BP-203RPEIⅢ(フクダコーリン)
診療科・部門
