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耳鼻咽喉科

患者さまへ

みみ・はな・のどについて「おかしいな?」と思ったらお早めにご相談ください。

診療内容および特色

耳鼻咽喉科全般の診療・検査・治療を行っております。また、必要に応じて入院加療、手術も実施しております。

補聴器相談も行っております。

対象疾患

一般耳鼻咽喉科外来診療(アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎に対する手術)
頭頸部領域(甲状腺・耳下腺・顎下腺)の手術
突発性難聴、顔面麻痺に対する高気圧酸素療法


アレルギー性鼻炎

当科では内服治療の他に、手術療法と舌下免疫療法を行っております。

手術はアレルギーの原因物質に関係なく行えます。患者様の状態に応じて下記①~③を組み合わせて手術を行います。当院では全身麻酔下で行っており、入院期間は5~7日程度です。

 

①後鼻神経切断術

鼻の奥には鼻汁やくしゃみを引き起こす神経(後鼻神経)が左右に1本ずつあります。鼻内視鏡を用いて鼻の奥の後鼻神経を同定し、切断します。鼻粘膜のアレルギー原因物質に対する過敏性を改善させ、くしゃみ・鼻水・鼻づまりいずれの症状にも効果があります。

 

②粘膜下下鼻甲介切除術

鼻づまりの症状が強い方は鼻粘膜が強く浮腫状に腫れています。その腫れた粘膜の下の組織と骨を切除することで鼻づまりを改善させます。

 

③鼻中隔矯正術

鼻の穴を左右に分けている壁を鼻中隔といい、軟骨からできています。成長の過程で左右どちらかに大きく曲がっている人がいます。その状態でアレルギー性鼻炎を発症すると鼻づまりが強くなります。その場合は、軟骨の曲がっている部分を切除して鼻づまりを改善させます。

 

舌下免疫療法

  アレルギーの原因となる物質を少量ずつ舌の下に長期間投与することでアレルギー反応を引き起こさないようにさせる治療法です。現存する治療としては唯一の根治治療といわれています。長期にわたり正しく治療を行うことでアレルギー症状の改善・治癒やアレルギー治療薬の減量が期待できます。現在は、スギ花粉とダニアレルギーに対する薬があります。1日1回少量から服用を行い、その後数年間(3年以上)継続して服用します。5歳以上から薬を投与できます。アレルギー反応による副作用(口の中や喉のかゆみや腫れ)が出ることがあり、治療開始当初は2週間に1回程度の通院が必要ですが、副作用が落ち着いていることが確認できれば1ヶ月に1回程度の通院間隔となります。

慢性副鼻腔炎・好酸球性副鼻腔炎

細菌感染やアレルギー反応により鼻の中に膿やポリープが貯留し鼻づまりや頭痛を起こします。抗生物質や抗アレルギー薬等の内服治療を行い、改善が乏しい場合は手術等の治療を検討します。

ナビゲーションシステム

①鼻内視鏡下副鼻腔手術

鼻の中を内視鏡で確認しながら鼻の中の膿やポリープを除去します。当科では手術時にナビゲーションシステムを使用しています。術前に撮像したCT画像を用いて鼻の中の手術操作位置を正確に確認できるカーナビのようなシステムです。鼻の中から眼や脳の骨の場所を確認することで、副鼻腔手術の際に起こりえる骨損傷の合併症のリスクを下げ、安全な手術を行うことができます。当科では全身麻酔下で手術を行っており、5日程度入院をしていただき術後の鼻出血が治まった後に退院となります。

好酸球性副鼻腔炎

アレルギー反応により鼻の中にポリープが充満し嗅覚障害や鼻づまりを引き起こし、手術によりポリープを除去しても再発しやすい難治性の疾患です。好酸球性中耳炎や気管支喘息の合併が多く難聴や喘息発作など鼻症状以外の様々な症状を併発します。
手術を行っても再発を繰り返すなど、重症と判断された方に対しては2020年より生物製剤の皮下注射薬(デュピルマブ)が使えるようになりました。皮下注射を1回/2週間、半年後ぐらいから1回/月行います。これまでの治療では改善が難しかった嗅覚障害の改善が期待できる新しい治療です。非常に高額な薬のため適応は厳格に決められております。

  • 指定難病に認定されています

好酸球性副鼻腔炎は厚生労働省の指定難病に認定されており、診断基準を満たす場合は難病指定申請を行います。申請が認められた場合はデュピルマブ投与時に医療費助成制度を使用できます。

メニエール病

回転性めまいを繰り返す、片側の難聴の進行、片側の耳鳴を3主徴とする内耳性の疾患です。点滴や内服薬(利尿薬、抗めまい薬、漢方薬、ステロイドなど)による保存的治療を行いますが、それでも症状が持続する場合は、非侵襲中耳加圧装置を用いた中耳加圧療法を行っています。中耳を加圧することで、メニエール病の原因である内リンパ水腫を改善指せる事を目的に使用します。中耳加圧装置をレンタルし、ご自宅で1日2回3分程度の治療を毎日行っていただきます。
※中耳加圧装置の在庫状況によりレンタルが数週~数ヶ月かかる事があります。

 

  • 治療期間…原則1年以内(効果に応じて延長できます)
  • 通院…1回(5,400円・保険適応で3割負担の場合)/月

中耳加圧装置
頭頸部腫瘍

甲状腺や唾液腺(顎下腺・耳下腺)などにできた頸部の腫瘍について精査加療を行っております。CTやMRIなどの画像検査やエコーガイド下吸引細胞診検査を行い、手術適応と判断する場合は手術を行います。頸部には顔や声帯を動かすための神経が多数存在しています。甲状腺や耳下腺の手術の際は、神経損傷リスクを低減させるために術中神経モニタリングシステムを用いながら手術を行っております。全身麻酔下で手術を行い入院期間は1週間程度です。

突発性難聴・顔面麻痺の高気圧酸素療法

突発性難聴は突然左右どちらかの聞こえが悪くなる病気です。明確ではありませんがウイルス感染、ストレス、血管障害、自己免疫性など様々な原因が考えられています。

末梢性顔面神経麻痺は左右どちらかの顔の半分の動きが徐々に悪くなる病気です。初めは目が閉じづらい、口が動きづらいなどの症状が出て徐々に悪化し、数日で顔の半分が動かなくなります。突発性難聴と同じような原因により発症すると考えられています。

突発性難聴や末梢性顔面神経麻痺の治療は、発症早期(だいたい2週間以内)であれば入院していただき、ステロイドという薬を副作用に注意しながら点滴・内服します。ステロイドには聞こえや顔を動かすための神経の障害を回復させる作用があります。それと同時に高気圧酸素治療を 7 ~10 回行います。また、発症から1か月以上経過している場合でも、改善の可能性は下がりますが高気圧酸素治療を行うこともあります。

高気圧酸素治療は大気圧よりも気圧の高いカプセルホテルのような小さい部屋で約 90 分間横になってもらいます。これを 1 日 1 回、7 ~10 日間行います。高気圧酸素治療を行うことにより耳の奥の内耳という聞こえをつかさどる器官や神経の酸素の濃度が上昇されることがわかっており、それにより聞こえや顔の動きの改善を期待します。


術中神経モニタリングシステム

Q.高気圧酸素療法とはどんな治療ですか?

カプセルホテルのような小さな部屋で、大気圧よりも高い気圧の中で酸素吸入することで血液中の酸素量を増やし、病気を改善させることを目的とした治療です。一酸化炭素中毒や骨髄炎など、さまざまな病気に保険適応があります。

カプセル内の気圧が上昇すると耳の痛みがありますが耳抜きの操作を覚えれば殆どの患者様が治療可能です。

Q.治療時間はどのくらいですか?

1回の治療の時間は90分ほどです。約10〜30分ほど(治療圧や患者様の状況・状態により異なります)かけて上げていき、そのまま60分間治療を行い、再び15〜30分ほどかけ大気圧まで下げていきます。

Q.すぐ効くのですか

すべての患者様に一定の効果があるわけではありません。

治療は通常1回/1日ですが、症状が強い場合は毎日の治療が効果的です。少ない場合は7~10回、多い時は20~30回程度になります。 同時にステロイド剤も併用しながら聞こえや顔の動きの改善を図ります。

Q.副作用はありますか?

副作用として、カプセル内の気圧が上昇することにより耳の痛みが出ることがあります。うまく耳抜きができない場合は中耳炎になることがあり、その際は途中で治療を中止することもあります。


外来担当医表

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    ■休診・代診のお知らせ

    (医師の急な都合により、掲載できない場合がございます。)

    休診・代診・時間変更のお知らせはありません。
時間
午前 嘉陽★ 倉本 倉本 倉本 - -
午後 三谷★ 倉本 高橋★ 【特殊検査】
(予約)
- -
★非常勤医師

医師紹介

倉本 倫之介

  • 役職 耳鼻咽喉科医長
    専門分野 耳鼻咽喉科一般
    資格 日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医

受診について

セコメディック病院では、予約されている方や紹介状のある方が優先です。
また、予約された方は予約時間より前にお越しになっても、時間までお待ち願います。

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