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救急医療について

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救急科 部長 宇藤薫(うとう かおる)
 当院における救急外来対応について説明、紹介させていただきます。

当院では、トリアージ対応を用いて、緊急性、重症性の高い患者毎に全身診察を行い、初療対応を行っております。救急対応と総合診療対応を組み合わせ、迅速に病態把握、病変検索、治療介入を行っております。更に、一次救急から三次救急までの患者を受け入れた幅広い診療を心がけております。また必要に応じて重症疾患、社会的要因(超高齢、貧困、虐待等)や複合疾患への介入を救急科で対応し、入院受け持ちも同時に行っております。

 救急外来では、多岐にわたる疾患に遭遇する事が多いのですが、日本の超高齢化社会の事情からも、高齢者の感染症と遭遇しやすい特徴があります。更には、敗血症患者や重症感染症患者との遭遇率が高く、感染症に対する適切な培養検査、グラム染色、治療介入、感染対策を行っております。安心感よりも、医学的根拠を主軸にした安全性のある対応をスタッフ共々心がけてきております。

 その為、昨年から世界的流行を見せたCOVID-19の診療においても、結核のような絶対的空気感染症ではなく、条件付き空気感染症として早期から感染対策と発熱患者の診療を行えてきました。特にPPE装着のみが感染対策ではなく、飛沫感染対策・接触感染対策を主軸とした手指衛生、日常行動におけるPPEの適切な着脱対応を組み込んできました。その結果、適切な感染対策を行うことで救急車の受け入れを止めることなく、COVID-19の疑似症例においても積極的な受け入れと、診断確定および治療介入を行ってまいりました。

 救急科において全領域の診察・初期治療を行うことで、地域医療への貢献をしてまいります。昨年から流行し、収束の兆しの見えないCOVID-19や、その疑似症例も救急科の診療領域の疾患と考えております。今後も、救急対応を通して引き続き、地域医療へ貢献していけるよう、一層の努力を続けてまいります。
(セコメディック病院 宇藤薫)


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