昔にくらべて今は柔らかい食事が多く噛む回数が減り、あごが小さくなる傾向があります。それに対して歯の大きさは変わらない為、遅く生えてくる親知らずは生えるスペースが足りず横や斜めに生えてトラブルの原因になってしまいます。放っておくより早めに抜歯することをおすすめします。
抜歯の前に麻酔をします。そのままでは抜けないので、歯肉を少し切り、歯を分割して抜歯します。場合によっては周囲の骨を少し削ります、後は歯肉を縫って終わりです。抜いた後は麻酔が切れてくると痛みを生じるので痛み止めを早めに飲みます。また、2日ぐらいかけてだんだん腫れてきます。しかし、これは数日のうちに自然に引いていきます。抜歯当日はなるべく安静にして下さい。
親知らずを抜歯することは、多くの人にとって緊張し、非常に不快な経験ですがセコメディック病院では入院して全身麻酔で抜歯することが可能です。最近の全身麻酔の進歩により知らない間に抜歯を終了し、全身麻酔からの覚醒も非常に速いので恐怖心の強い方や親知らずが多数ある方は何度もつらい思いをすることなく楽に抜歯を終えることができます。さらに術前術後の管理を行いますので安心です。セコメディック病院では年間約200人の方が入院で抜歯しています。
入院して歯を抜くと聞くと、驚かれる方は多いと思います。生えてくる歯の抜歯は入院して抜歯する必要性はないかもしれません。しかし、歯肉の下にもぐっている親知らずが2本以上ある場合は入院して一度に全て抜歯してしまったほうが1本づつ外来で抜歯するよりはるかに楽です。
検査・入院費用
検査 | 血液・尿・胸部レントゲン・心電図・呼吸機能 |
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入院日数 | 2~3泊(抜歯する本数により異なります) |
費用 | およそ7~8万円(保険3割負担) |
*入院中は多数抜歯でも当日食事(おかゆと刻み食)可能です。
詳しくは担当の医師にお気軽にご相談下さい。