セコメディック病院
管理栄養士/鈴木里奈
日本食は「主食・主菜・副菜」をそろえやすく、バランスの取れた食事であることが特徴的ですが、みそ汁や漬物、種類豊富な副菜から、塩分摂取量が過剰になる傾向があります。
日本人の平均的な1日の塩分摂取量は約10gと、健康的な人の目標値である6.5g~7.5g未満を大幅に上回っています。塩分の取りすぎが習慣化すると、高血圧症や慢性腎臓病の重症化、動脈硬化性疾患の発症につながる恐れがあります。これらの予防のためには、減塩が必要です。
みそ汁やスープ、漬物、加工食品等に塩分が多く含まれる傾向があります。それらの摂取頻度や量を調整することで、減塩につながります。
みそ汁1杯の塩分量は2g、ラーメン1杯で6g程といわれています。汁まで全て飲み干してしまうと、1日の塩分摂取量の目安量を簡単に超えてしまいます。
ラーメンのスープなどは残すように意識することで、塩分摂取量を減らすことができます。
一度、今までの食生活を振り返り、見直してみるのはいかがでしょうか。
セコメディック病院では、管理栄養士による栄養相談を行っています。ご自身の食生活で気になることがありましたら、お気軽にご相談下さい。
※内容は2024年10月時点のものです。