一度ダメージを受けると回復しにくい腎臓。
健診などで「少し機能が低下しています」と言われた時が食生活や生活習慣を見直す時です。でもどうやって見直せばいいのでしょうか。今回は簡単に日常生活で腎臓を守る方法“運動編”をご紹介します。
セコメディック病院 リハビリテーション部
理学療法士 丸山洋平

最近では運動は腎臓にもよいことが分かってきました。運動は機能低下をおさえたり、血圧・血糖値の改善、筋肉量をキープする効果があるそうです。
でも運動を毎日続けることは大変ですよね。実は日常生活の中にある「掃除をする」「階段を使う」といった動作は
運動の目安METs(メッツ)で見ると立派な運動になっています。
下記の表は安静時を1としてどれくらい体を使っているかを表します。
運動強度=METs
| METs | 生活活動の例 |
|---|---|
| 1.8 | 立ち話し・皿洗い |
| 2.0 | ゆっくり歩行・料理・洗濯 |
| 2.3 | ガーデニング・ピアノの演奏 |
| 2.5 | 植物の水やり |
| 3.0 | 普通の速さで歩行・犬の散歩・ 電動自転車をこぐ |
| 3.3 | 掃除機をかける・ 体を動かすスポーツ観戦 |
| 3.5 | 散歩・床拭き・ 風呂掃除・草取り |
| 4.0 | 自転車をこぐ・ ゆっくり階段を上る |
| 5.0 | 動物と活発に遊ぶ |
| 5.8 | 子供と活発に遊ぶ |
| 8.3 | 荷物を上の階に運ぶ |
| 8.8 | 速く階段を上る |
| METs | 運動の例 |
|---|---|
| 2.3 | ストレッチ |
| 2.5 | ヨガ・ビリヤード |
| 3.0 | 社交ダンス・太極拳 |
| 3.5 | 軽い筋トレ・軽い体操 |
| 4.0 | 卓球・ラジオ体操第一 |
| 4.3 | やや速めの歩行 |
| 4.5 | 水中歩行 |
| 5.0 | かなり速めの歩行 |
| 6.0 | 軽いジョギング・ゆっくり水泳 |
| 6.5 | 山登り |
| 7.0 | ジョギング・スキー |
| 8.0 | サイクリング |
| 8.3 | ランニング |
ウォーキングでいうと毎日30分くらいをおすすめしていますが難しい場合は3回/週、はじめは短時間でもOK。できることを組み合わせ、日常生活に少し負荷をプラスしてみましょう。
激しい運動は腎臓に入ってくる血液の量が減り、酸素や栄養の供給が不足して腎臓機能が低下します。
あくまでも「適度な運動」が基本です。まずは生活を見直し、少しずつ動くことを意識してみましょう。
