2011年の年頭にあたり、新年のお慶びを申し上げます。本年が皆様にとりまして、より善き一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
昨年の今頃は、日本中が、てんてこ舞いしてしまった新型インフルエンザの騒動が、漸く落ち着き始めた頃でした。本年は今のところ大きな流行もなく経過しておりますが、このご挨拶が公開される頃には、流行が始まっているかもしれません。近代医学の黎明期は、感染症との戦いであったと言われています。これはそのまま、現在にも当てはまることで、インフルエンザに限らず、結核やAIDS、ノロウィルスなど多くの感染症が日常の問題となっています。飛沫・接触感染や空気感染する感染症は、人が集まるところで感染拡大していきます。したがって、医療機関、特に病院というところでは、非常に感染が発生しやすい環境にあるということは明白なことです。当院でも様々な感染対策を講じていますが、多くの救急患者を受け入れるという病院の性格上、院内感染を100%予防するということは残念ながら不可能なことです。しかしながら、可能な限り院内感染を予防して、感染が発生した場合には、被害を最小限にすることが我々医療従事者に求められていることです。このような状況の中で、昨年7月に森田健作千葉県知事から、当院で行った新型インフルエンザ対策に対して感謝状を頂いたことは、我々職員にとって大変励みになるとともに、地域医療に貢献することを最重要と考えている当院にとって非常に光栄なことでした。
2011年4月には、患者の療養環境と職員の労働環境を改善することを目的として、一般病棟の7対1看護基準を実現する予定です。その他にも、本年も色々な施策が予定されています。いずれも、質の高い医療で地域に貢献し、誇りをもって働ける職場を実現していくために重要なことです。本年も信頼と協力の理念のもと、皆様よろしくお願い申し上げます。
平成23年 元旦
病 院 長 |