私たちは、「信頼と協力」をモットーに3つの満足（職員満足・患者満足・社会満足）を目指します。

副院長/呼吸器内科　部長　田口雅彦（たぐち　まさひこ）
　一向に終息の気配のない新型コロナウイルス（COVID-19）（以下　CO19）に対する当院での感染対策について簡単にご紹介させていただきます。

　当院ではICT（インフェクション・コントロール・チーム）を組織し、あらゆる病原微生物に対する院内感染対策を行っています。現在の感染対策の中心はなんといってもCO19です。憎きCO19が発生して以来、ICTの仕事量は激増しに日々悩まされております。CO19発生以降は院長を中心とした新型コロナウイルス対策会議を最低週１回開催。日々変化する流行の中、その時点で最も有効と考えられる感染対策を協議し実践してきました。

　例として外来における入口での検温や問診の徹底、発熱外来を設置し疑い患者様を通常診療の方と導線を分け診察。一般診療また救急診療での感染予防策の徹底。院内で迅速に診断できるようPCR検査、抗原検査体制を確立。入院病棟でのゾーニングの徹底など書き切れないほど様々な対策をとってきました。患者様にはご不便をおかけすることも多いかと思いますがご協力をいただければと思います。

　また『移らない、移さない』を合い言葉に。職員の感染予防も重要ですが、職員個人もいつ感染するかもしれませんので体調管理を徹底し、感染疑いがあれば検査を行い職員が患者様に感染させることのないよう取り組んでおります。

　これからも“With CORONA”の期間はまだまだ続きCO19診療と一般診療を両立させることがとても重要です。CO19を恐れてばかりはいられません。対策をしっかり行い疑い患者様等の診療を含めできる限り様々な疾患に対応させていただくつもりです。“With CORONA”の時代も信頼される地域の中核病院として安心して通院、入院療養していただけるよう地域医療に貢献し続けていけるようなお一層努力していきます。